あるべき国家の姿
最近の日本は、と言うか世界の「まつりごと」は、間違った方向に向いてかじを切ってしまった。
本来あるべき姿は、「信なくば民立たず。」に表されるように、「信ずる」ことなのだが、「騙す」ことに専念する為政者が多すぎるというか、カストロさんだけだ。
資本主義と自由主義とは、資本を自由に増やせる社会を目指していて、持つ者が持たざる者を「騙す」仕組みを作り上げてしまった。
「個人情報保護法」お金持ちを隠す法律なのである。
以前、「高額納税者」は、出世社会のステータスであった。
多く納税して社会に貢献して「偉い!」「僕も将来そうなりたい。」向上する社会が醸成される。
現在は、ザル法によって高額所得者あるいは企業は、結果として納税をしていない。
それが公開されると困るので、「個人情報保護法」を予め作って普及させたのである。
彼らは、実にしたたかなのである。
税法を変えるべきなのだ。もう一律10%とか20%にしたほうが、ごまかしが効かないだけ良い。
逃げ道もつくっておくべきで、納税するのが嫌なら稼がなければよいので、所得税がいちばんなのだ。
消費税も止めて、売上税に変えればソフトランディングできる。納税が嫌なら売らない選択肢がある。結果として同じことだが効果は全く違う。
其の例として、今貨幣を盛んに刷ってるようだが、金本位でない貨幣の増刷は国家の信用を落とし、困窮に向かう舵取りであるが、高額貨幣の新刷は、また意味が違ってくる。
消費を喚起する効果がある。(以前書いたので省略)
さて今度は、戦争に至るようであるが、戦争では重要なのは兵站である。
旧日本軍はコレを軽視した。輜重を軽んじる歌がある。
「輜重牛馬が兵隊ならば、ちょうちょトンボも鳥のうち」
兵站が長くなると、敗戦に向かうのは当然のこと。三国志の時代から敗戦によって逆に重視されている。
秀吉が朝鮮出兵。関東軍が大陸に進出した時。「現地調達」が輜重の重要な戦略だったのでは、最初から負け戦。
傀儡政権を樹立した時から反省なし、海路、陸路南進した時も兵站の思想が見えない。
父はノモンハン事件の生き残りだったが、この時すでに兵站の長くなったロシアに後れを取っていた。
極め付きは中東出兵、専守防衛なら兵站は短いが、共同的自衛となると、「アメリカ海軍が中東で攻撃を受けた時」なのである。アメリカがすでに防衛に失敗する事態、すなわち兵站にほつれが出てきた状態をいう。
そこに日本軍が出兵する。勢い良く出かけて行きたくても、所詮内閣合意事項では、先端のドンパチには間に合うも、兵站が続かない。
兵站は輜重兵。軽油燃料を運ぶ輜重タンカーから始まって、空母、輸送船も輜重船が途切れなく続いていること、途中に倉庫も必要。そうなると、国会決議に依る装備を持つことが前提である。
今の内閣合意の机上の論理では、たかが知れてる。
腹が座って居ないのである。
ワールドカップに勝てないので、外国の監督にお願いしている戦略のプロたちが、中東や三国志の本家に立ち向かっても、見えているものは過去の日本。
ましてや、過去の日本軍や関東軍に、明確な分析の上の正当な反省が無いのでは、何のための玉砕だったのか、死んでいった者が浮かばれない。
戦争をしたかったら、過去を分析して反省し、国会で議決して決して負けない日本軍を作るべきである。
もとより、ワタシは、『分析して反省までに留めるべきである』意見であるが。
それよりも、重要な事がある。
福島の原発の暴走を止めるために、叡智を傾けるべきである。
溶け落ちてしまった核燃料は、大気に晒されたままになって、臨界に達していることは意見をまたない。
見て見ぬふりをしていても、なにも解決できない。
オリンピックを成功させたかったら、ヒトを寄せる前に、皆で叡智とカネを集めて、対処するべきであろう。
同じくらい重要な事に、「化学物質が食品に紛れ込められている」体に害を及ぼす全ての化学物質を、食品に入らないようにするべきである。
コメ・野菜・肉・加工食品、大気にさらされている車・洗剤・化粧品などから、有害な化学物質を取り除くべきである。
病気を増やし命が削られている。経済的にもまた寿命の面からも化学物質の害を知るべきである。
そうはいっても、きょうも明日もなにも変わらない。
自衛するより他ないのであろう。
何か?してますか? ワタシは、着々と実行に移しています。