水曜日, 4月 30, 2008
月曜日, 4月 28, 2008
日曜日, 4月 27, 2008
代掻き;茅取り入れ
2月の寒に野ざらしにすることで、茅の水分を飛ばし乾燥させて、丈夫な屋根材をつくります。
本当は3月には取り入れして雨が当たらないようにしておくのですが、時間がなく、雨が降るたびに冷や冷やしていたのです。
ようやく先日、屋根の下に収めることができました。
自然は凄くて、晒した効果で、先日来の大雨に当たっていたのに、すぐに乾いていて、軽い茅束になっていました。
これで、休憩所の屋根を補強したいと思います。でもいつできるのかそれが問題です。
田んぼに水を入れて、1回目の代掻きをしました。代掻きもようやく慣れて順調に終えることができました。
田舎には「慣れるより慣れろ」というようなことわざがあります。とにかく挑戦してみている内に、だんだん一人前になっていくのでしょうね。
木曜日, 4月 24, 2008
日本の農地の後継砂漠化
世界の農地が砂漠化して減少している事は、既にご承知のことと思いますが、日本の農地もまた減少をしています。
米どころでは気づかないかも知れませんが、当園のような標高800mを越える地帯では、田んぼの2割位が耕作放棄、畑地のほとんどが耕作放棄されていて戦後に比べて50%を超える農地が耕されないままになっています。
そしてあと数年すると絶対的に農業者が減って、耕されないようになり、里に向かって耕作放棄地が進行していくような気がしています。
世界の食糧は灌漑・塩害により減り、日本の農地は後継者の根絶により減少をしていくような気がします。
できる者が借りて稲を作ろうにも、減反政策の網が掛かっていて、その切り替えができない仕組みになっています。
減反政策なるものを見直す時期に掛かっているような気がしています。
火曜日, 4月 22, 2008
苗代:芽、出揃う
苗が出そろいました。 素人ながら見よう見まねでやっているのに、このように揃って出てくれると、自然に驚異したり感謝したりして、嬉しいことですね。
世界の食糧事情が悪化しているようです。
その一方では、稲作を制限して減反政策と称し、お米を作らずに田を荒らしている者に、補助金を交付している国家があります。
当国の食糧自給率が40%を切って、小麦の手当も付かないことが現実になっている今日も、減反の補助金の申告が新しくとりまとめられています。
米を作らない農家が普通で、新しく苗代に挑戦している者が変わり者として、周囲から白い目で見られる不思議が、この国が病んでいる証左です。
私は、食糧自給率が重要ではなく、安全な食料を手にできるかが重要な気もしていますが、いかがなモノでしょうか。
「無農薬の玄米が食べたい。」という希望からはじめた米作です。勝手に今年も、無農薬のお米を作ることにしていますが、世の中に無農薬の玄米がどの程度存在しているのでしょうか?
それにしても、「無農薬の玄米」の効能はよいと思います。嬉しいことに、娘の腹回りのダイエットから始まった家族の玄米食ですが、肌がすべすべしてきて化粧ののりが違うようです。
その様にして我が家もついに玄米食に突入しました。私が食べ始めて3年目のことです。こと程左様に、人を変えるのは時間が掛かりますが、確実に前進しています。
金曜日, 4月 18, 2008
発芽喜ぶ一方で、世界では!
苗代の稲が発芽しました。
ちょっと覆いをめくって見たところ、みごとに芽が揃って出ていました。
自然の力は偉大だなあと感激です。
日本では、こんな感じに、労なく緑を育てることができますが、外国の現状はいかがなモノなのでしょうか?
植物の生長は浸透圧に掛かっていると思います。
根を健康に保つのもまた浸透圧です。
表土を健やかにする作用もまた浸透圧で説明が付きます。
雨水によって灌漑されている地域では、地下の方が地表より水分濃度が濃くなり、耕地の成分は浸透圧により地下に移動します。
一方、人工的に灌漑されている地域では、耕地だけが潤っていて、地表より地下に向かって乾燥度が高まっていきます。すると、地下のミネラル分が徐々に地上に移動して、植物が嫌う塩分もまた上昇することになります。それが塩害で、やがて地表は塩が満ちて何も育たなくなり、砂漠へと変わっていきます。
その工程を経て、地球の緑は耕地に替わり、そこに灌漑されるので砂漠へとすすんでいきます。
一説には、100分の1の耕地が毎年失われていると聞きました。
日本の耕地は、世界の5%程度だそうですが、それは表向きはその様にして減っていないので、気づかないかも知れませんが、とんでもないことが進行していると思います。
今後、少し時間を使って、この問題に取り組んでみたいと思います。