除草がたいへん・生活が苦しいと言う理由で、片や、無農薬の米つくり、片や、除草剤を使う慣行農法での米つくりを同時に行うと、自分の中で精神がコントロールできなくなります。
もし、精神に支障が出ないようであるならば、「うそ・ごまかし」が上手にできる人。
それを続けていると、好機には凌げますが、一旦窮地に陥ったときに、間違った判断をしてしまう様になります。
どうしても、無農薬農業を選びたいなら、思い切って全部切り替えるか、農業を片手間にして、農業以外の処で稼ぐ手段を持たないと、難しいと思います。
元々食品業界は、腕によりを掛けて新鮮でない材料・美味しくない材料を使って、美味しい料理を作り上げる。職人の加工の腕が自慢の処です。
百姓が挑戦できるのは、その世界ではなく、自然に如何に助けて貰って、安全で美味しい食糧を創りだすかであります。
「自然を味方に付ける」これに勝る手段は無く、自然に教わり、自然を理解して、こちらを自然に沿わせていくこと、これが極意です。
悩んだとき、どちらを選ぶか?答えはひとつ。難しい方を選ぶことに尽きます。何故悩むか?正しい答えが難しい方にあるからです。易しい方にあるのなら、悩む必要はありません。従って、貴方が悩むのは、「正しい答えは難しい方にある」ことを知りながら、「易しい方を選ぼうかどうしようか」で、まよっているだけ。時間の無駄、難しい方を選ぶのです。
そんな困難な選択肢ではなく、何かするとき選ぶ必要がある事項は、自分ができる範囲で「他人がやりたがらないこと」をすることを選び出すのです。やりたがらないこととは、「臭い・うるさい・めんどくさい」ことで、心が決まればできることなので、することができ、他人が好まないので経済的にも応分の収入が得られ、生きていくこと可能です。
仕事をしている内に、自分も嫌ですので、それらのことを工夫して改善していくことができ、1年もすれば大半は解決して、嫌なことではなくなります。それが人間力なのです。そのとき、あなたは今していることが、「他人にできないこと」に変わっていることに気づくでしょう。
無農薬農業の秘訣は、無化学肥料により酵素の働きを最大限にすることであり、酵素阻害剤を土から取り除くことで、誰もやりたがらないことをしている内に、それができるようになるのです。土が自然に還れば、何もしなくても無農薬が可能になって、作物は病気にならないは、綺麗な野菜はたくさん収穫はできるは、できた物は美味しいと言うことになるのです。
自律躬行
自分でルールを作って自分で守ること。他人が作ったルールですと、それを守っているだけでもストレス、しかも同列には何人も居るようになり、競争もはげしいまま。自分が作ったきびしいルールを守るのは自分だからストレス無し、完成すれば品質は国士無双。値段も思いのまま。
しかし、困難は尽きないので、自分の心を身を弓にしてまでも実行するべし。