無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

火曜日, 6月 29, 2010

稲の分けつとピザ


 稲苗が分けつを始めたようです。
少し前には、草と硫化水素にやられて、元気を無くしていた稲株でしたが、泥を掻いてやったのと、草を覆うようにこぬかを撒き分けつを即するように浅水にしました。
 そして、少し不安だったので追肥に、信州うえだ640と称する有機肥料を20キロ/1反5畝播きました。
 そのどれかが効いて、苗は元気に立ち上がり、分けつを始めた模様です。
 それぞれの手当のどれが有効だったのか分かるように手当てしまして、雑草取りは田んぼ全面に、こぬかは田んぼの奥行き7割までに撒き、640の粒剤は田んぼの周りから播いて中央部は届かないこともあり播いていません。
 でも、田んぼを横から見ると、青く茂ったところと、薄緑の葉になって勢いの弱いところとに、明確にくわけできています。
 この茂っている部分には、陸(ロク=水平なこと)が悪かったので、水張り前に赤土(粘土)を入れた部分で、深くて水が溜まっていたところです。
 深水のため雑草が少ないのか?赤土に含まれている赤さびが硫化水素を吸収してくれたためか?
これがカギのようです。 
 さて今日は、石窯に火を入れてみました。昨日と違って炉は空洞になっていますので広々していて、入口付近にて古竹の幹を縦に2本渡し、そこに割った竹を重ね、新聞紙で火を付けてみました。それだけですんなり着火しましたので、炉の設計に順当性があったようです。
 窯には煙突がありませんで、煙道は炉の内部を空気が這って、底から奥へ空気が流れ天井を這って手前にでて、入口扉の上部より外に引き出されていきます。
 それがスムーズに流れる炉の形状は、いにしえの外国の方の知恵の結晶だと思います。
 流石であります。2時間ほどの炊き込みで、火は全面に回り炉はすっかり暖まったようです。
試しにピザを焼いてみましたが、まだ火を焚いていたこともあって、1分かそこらで焼き上がり、美味しくいただけることが出来ました。
 この調子だとパンも美味しく焼けそうで、素晴らしい窯のようです。

月曜日, 6月 28, 2010

石窯は突然に完成しました。












 石窯の内側の木枠を取り外してから、内部を仕上げようかと、、。
それには焼いてしまうことが近道と、点火してみました。
 燃え具合を確認してから、煙突も付けなくては、空気漏れがあったら補修もとか考えながら、上手く燃えない窯に手を焼いて、2時間ほど掛けて点火。

 それからは勝手に燃えていく、火の周りも順調。全てが燃え落ちたのは夕刻に近づいていました。
突然、ガラガラと音を立てて崩れていくかと思いきや、しっかりしています。
熾きを引いて、空洞にして覗いてみると、中は結構広いのです。


 熾きが中にある時に思いついて、粉をこねてパンを、ダッジオーブンで野菜を焼いてみました。
火が強すぎて、お焦げを作っただけでした。

 最後に火を引いて、余熱でアルミホイールで野菜を焼いてみると、結構いおいしいのです。
煙突も不要で、上手く燃えました。
 ドアの鉄扉を載せて、かんぬきを差し込んで、それは突然の思い。これは、石窯は完成をみている。
 完成が突然やってくるとは、思いもよらなかったことです。
 明日はこれに火を入れて、何時間でものになるかの実験をします。

日曜日, 6月 27, 2010

万能特効薬ふたつ

 この画像は「シモンいも」と呼ばれる万能の特効薬です。

 サツマイモのような形で色は白い甘藷で、芋はもちろん、葉も根も薬になります。
芋のように栽培して、まず、葉をみそ汁に入れたり、おひたしにしていただきますと、夏ばて解消・血糖値の改良に飛躍的な効果があります。

 芋は、摺って汁に入れたり、芋乾しにして冬に食べると、小腹のすいた時におやつにしても、消化が良いので、ダイエットにも効果的です。

 私たちは、芋の収穫後に、ツルや根、あるいは葉を干して、煎じて飲んでいます。
この薬効が素晴らしく、万病の予防に効果があります。

 近所に親しくしているおじいさんがいて、医者に余命3ヶ月と宣告され、探し当てた薬がこれ。
それからもう5年になりますが、もうじき80歳のひとり暮らしですが、ぴんぴんして山仕事にいそしんでいます。

 このおじさんの豹変ぶりに、私たちも釣られて栽培・飲用しているところです。
元気の源のひとつです。もうひとつはスギナ抽出液の飲用で、個人的には、シモンと同じ効果があると思います。

 これに、無農薬の玄米食を加えて、この3本柱が健康・元気の秘訣です。

金曜日, 6月 25, 2010

UFO? 上がる株

 これって、UFO? 実は、上がる株ならぬ、空中に浮遊するカブ(蕪)なのです。
蕪から葉がでている写真を見て面白いぞと、種を買って播いてみました。

 初めは、普通の菜のようでしたが、ふと気づくと、空中に浮遊してカブが出来ているではありませんか。
 大きくなったら、やはり面白い、なりですね。楽しみです。

水曜日, 6月 23, 2010

石窯、キングストーンを嵌める


 ようやく、石の積み上げが終了しました。
 右の画像、上から写しています。正面がキングストーンという訳です。
 携帯電話を、この隣を流れている昔小川で今急流に流してしまいました。
 旧小川は、石垣作りのそれは風情のある穏やかな流れでした。それを古里を留守にしている間に、4面張りのVS側溝なる構造物に変わって、趣も何もない急流になってしまいした。ものすごい流れなので、落ちれば一発で命も落とします。危ないので、溝蓋はグレーチングになって固定されていて、道路の一部として広くなっているので、使い勝手はよいのですが、、。
 それが馴れると、今はその急流や水音が風情にも思えてくるから不思議です。
まあ、足下にある物なので、何とはなしに踏んでいる物に、人は苦情を言わないことにも気づきました。

 話しを、石窯に戻して、石窯は金属との取り合い部分は、耐火セメントで作りましたが、大部分は、粘土と石灰を練ってとじくりました。
 粘土は、足元の土を掘って使いました。掘っていて、ここにダンプ4台の粘土土を入れておいた、父のありがたい心使いの仕事ぶりに感謝です。
 実は、山野草の床にするために入れたのですが、私はその花壇を踏みにじっている、親不孝者なのであります。
 表題のキングストーンですが、アーチ型に石を両側より積み上げて組み付け、最高部に全体の重しになる石を嵌め込みます。
 ドアのある開口部の石積み部分の頂上に一個と、全体のドームの中央部に押さえる石、これがキングストーンとなります。
 アーチがうまく組めていると、陥没はありませんがそれが失敗すると、落盤してしまいます。
さて、うまく詰めているのでしょうか。

火曜日, 6月 22, 2010

石窯のある風景に近づいて

 すこぶる元気であります。現金なもので、症状が治ると途端に元気になります。お腹も空いてやる気も満ちています。
 朝4時半に起きて、まず田んぼの草取りを3時間、今日は、ようやく石窯を積むことが出来ました。
もう少しで天井に到達します。蓄えの石が終わってしまいました。明日はくさびの石を打ちたいと思います。
 昨日、携帯を用水に流してしまいました。新しい携帯を息子に貰って、同じ番号で復活しています。
電話番号の記録が途絶えたので、こちらから電話を掛けることが出来なくなっています。
 お気づきの方は、私の携帯まで電話をいただけますと、登録が出来るようになりますので、宜しくご協力お願いいたします。

日曜日, 6月 20, 2010

化学物質過敏症の再来

 このところ2日頭痛と吐き気に悩まされ、絶食を余儀なくされました。
1日はなんとか働けたのですが、土曜はついにダウンしてふらふらしていました。
 
 久しぶりになったのですが、最近の症状は、お腹が空くのですが、頭痛と吐き気で食事が出来ません。昔はお腹が空かなかったので、それなりに働けましたが、空腹になると流石に力が出ません。
 治ってきたのか、悪くなっているのか、不明な症状です。でも、今日は恢復して、朝昼と食の量を戻して、夕刻にはすこぶる元気になりました。

 お酒や砂糖の喰い合わせの失敗は、ひたすら3日の頭痛と食欲なしでしたが、傾向的には、ガスを吸って、。の兆候で、空腹になり頭痛のパターンでしたので、どこかに悪い空気があったのでしょう。

 お陰で、また石窯の積み石が遅れてしまいましたが、ようやく夕刻に石割を行い、明日に備えています。

金曜日, 6月 18, 2010

石窯、木枠を囲う

 なかなか、石を積むところに到達しません。
ようやく、天気の様子も雨三昧で、明日から作業に掛かれそうです。

 その前に、糊を掻いて、新聞紙を張って、張りぼてにしました。その上にサランラップを回し、窯の内面を滑らかにする工夫をしてみました。もう少しです。

木曜日, 6月 17, 2010

ひとりではないことに、ありがとう

 ひとりではない。

 遠方に朋が居て、時々会うことができます。
 
 稼ぎは少ないけれど、作ったものを販売すると、お求めになった方々の喜んだ顔が想像できるようになってきました。

 私の荒れ畑の開墾の成果は、150m先の山まで見通せるようになり、みなさんの新しい散歩コースが畑の中にでき、限界集落と言われる地域では、言葉が交わされるようになり元気になっています。

 私の仕事も、お金だけだった関係から、ひとと人のふれあいに、重心が移ってきました。

 こんなことが元気の源となっていることに改めて気づき、みなさまに感謝しております。

ありがとうございました。

水曜日, 6月 16, 2010

柳渡る

 「 柳渡る 」 稲苗が風に揺れてなびき、柳の若木が揺れているように、風が渡る様を言い、嬉しい季節の言葉です。
 今年の稲作は、草取り以後急激に育ったような気がします。とりあえずほっとした状況で、教科書の通りに推移しておりますので、「不耕起でよみがえる」の岩澤信夫先生に感謝です。

 苺が熟んで、ジャム作りに精出していますが、最盛期の1昨年の半分のできのようです。昨年の倍の成果でありますので、まあ由として、稲作同様、いちから学習の必要性を感じており、日を改めて勉強するつもりです。

 筍が出てきています。昨年は竹林の周辺に出ただけで、終わってしまいましたが、今年は竹林の内側に頭を出しているので、天候的には正常に戻っているきざしでしょうか。

日曜日, 6月 13, 2010

田の草取りはガス抜き



田んぼの草取りができました。
まず転がし(名称不明)を掛けたところ、苗が生き返りました。
転がしは、一週間前の土日におこないました。翌朝になると、見違えるように元気な苗がそこにありました。
 草取りもさることながら、この転がしを掛けることで、泥の中で沸いたガスに依って、根が傷められていたところ、ガス抜きが出来たので、元気になったのだと考えています。
 高標高の黒のっぺの田での稲作りには、こうしたガス抜きが必要なのだと思います。
 そうしてみると、条によって転がしたので、苗の付近に草が残っていて、いたずらをしそうなので、手頃な鋤があったので、それを使って条に直角の方向の草を退治してみることにしました。
 朝6時から前の田に取り掛かり、ジャム作りのお手伝いをしたこともあって、終了したのは夕方の6時でした。
 6畝に実質時間は、4時間程かかったように思えますので、1反7畝を終えるには、12時間程かかる勘定です。ん~ン、いつやろうか?

ドームができた石窯

 ドームが完成しました。この上に石を組んでいきます。

 昨日は、遠足して飯縄の「ベッカリ麦星」さんを訪ねまして、石窯を拝見してきました。
麦星さんは、オーストリア・チロル地方で技を学んで、ライ麦パンを焼いていましす。

 まだ新婚と思われるご夫婦で、超可愛い奥さんがお店を、親切な旦那さんが窯を担当して、大座法師池のすぐそばで、営業されていました。

 5時ころお伺いしたのですが、開店したばかりのお店なのですが、お客さまが次づぎと見えて、歓談の後、購入をされていました。

 いろいろ教わってきましたので、窯に役立てたいと思います。
ありがとうございました。

 その後、高専の同級会に戸隠の恩師宅、二沢旅館におじゃましました。
みんな元気で、中にお百姓になった友人が2人いて、心強い仲間を得ました。
 亦、塩田に鍼灸院を開業していた、気になっていた方が、同級と知りこれまた遠くまで出かけた甲斐がありました。
 続きは後ほど、ありがとうございました。

 11時には、宿をあとにして車で帰宅でしたが、帰り道みち、ライ麦パンをつまんできましたが、うまい。
 こんな風に焼けるのだろうか?
今年は、麦も蒔こう。 ライ麦も作りたいな。 まず、石窯だ。

金曜日, 6月 11, 2010

石窯木枠のこと

 石窯の木枠を作っています。
ベニヤ板を廻して張るために木っ端を追加しました。

木曜日, 6月 10, 2010

自然と共に

 農作業は、自然の勢いに押されると言うか、引きずられるようにして、せっぱ詰まったところを手当てしているありさまです。

 それでも、手当をしてやると、それ以上に植物は反応して、育ちで応えてくれるようになりました。

 稲は、除草と湧いてしまったガスの脱気により、一気に伸びています。
 苺は、古くなった葉の葉欠きをして、株の廻りをすっきりさせてやると、中から新しい芽が出てきます。
ルバーブもそのようにしてあげると良いことが判りました。

 ブルーベリーを昨秋と今春に植え替えをしましたが、今年は元気に実を付けて、新芽もぐんぐん伸ばしています。
 カシス(ブラックカランツ=黒房スグリ)も植え替えしましたので、元気です。

 ホウズキが元気がなかったので、液肥を注入しますと、これも芽を倍に伸ばしました。
ハックルベリーも亦、元気に植え替えを持っています。

 少しずつ、すこしずつ、自然と仲良しになっているような気がしています。

水曜日, 6月 09, 2010

石窯 炉内木枠作り

 早朝には、久しぶりに雨が降って、蒔いた種には嬉しい雨となりました。
一方、いちごの完熟果が濡れて、雨が上がって陽が差すと果実の温度が上がり、浸透圧で表面に甘い果汁が浸み出してきて、丁度、煮たような感じになり、ダメになってしまいます。

 そこで、まだ寒い早朝にカッパを着て、完熟果は収穫してしまいます。
そんなわけで、本日は朝早くからジャム作りとなり、完成後遅いお昼になりました。

 幸い時間が余ったので、石窯の炉の形状の木枠を作りました。
ベニヤ板を切り組み合わせて、ドームの内部の形状を作ります。 

 これを薄板で覆って、炉面の内壁をトレースすると、いよいよ、石積みの作業に移ります。

月曜日, 6月 07, 2010

田の草取り











 無農薬の稲栽培にとって、田の草取りは非常に重要な作業であることが明らかになりました。
今年ようやく時間がとれて、手押し式除草機を押すことが出来ました。
 途端に稲は元気になって、見違えるような苗となっています。

 昨年の栽培には、これをしていないので、見事に草にやられてしまいました。
また、泥がわいて硫化水素のガスが泥にこもり、根を傷めていましたが、一昨年と今年は除草機をつくことが出来たので、結果としてガス抜きが出来て、根を張らせることが出来ているようです。

 演択法の農業は、数年掛けて結論が出るので、難しいものであります。
あとは、自然の営みを祈るだけです。

日曜日, 6月 06, 2010

いちごが色づく

 いちごが、色づいてきました。

 5月15日に遅霜対策をなして、早いものでもう20日、ようやく暖かくなって、苺が大きくなって、真っ赤に完熟してきました。

 寒さに押されて心配していたのですが、青い実は次づぎと大きくなって、美味しい苺になっています。

 主な肥やしは、山に生えていた茅を細かく砕いて、きのこの廃おが屑と混ぜたものを、鋤き込んだだけの、完全なる無農薬での栽培となっています。

 少し肥やしが足りない感じの育ちなのと、寒さの中時間を掛けて育ったようなので、今年の苺は糖度が高く、甘さも充分、味も特別美味しい苺になっています。

 点滴と呼んでいますが、スギナ抽出液と、紀州産の竹炭焼き時に出る竹酢酸の希釈液を混ぜて、散布しているだけで、病気も抑えた無農薬で苺の栽培を行っています。

 苺の収穫は昼に行い、午後ジャム加工の手順で、美味しい完熟いちごジャムが出来上がります。

木曜日, 6月 03, 2010

研ぎ出し窯面

 窯床面を研ぎ出ししました。

 床面の年度を掘り出して、石の間に溝を設け、耐火セメントを塗り込み固めたところ、ようやく固まったかに思えたので、サンダーにて平らな面を削り出しました。

 サンダーには、石やコンクリートをはつる専用の砥石があり、それを求めて平面を削り出しました。
平面にするのは少し難しくて、全体がゆるやかな中高の面になりました。

 50cm角くらいの構造用合板に取っ手を付けて、それを水に濡らして、面に合わせてグルグルと廻すと、濡れたところが高いので、そこをひとまず削り落とし、同じ行為を繰り返し、濡れたところを軽く削っていくようにすると、理論的には平面が得られます。

 中に数個硬い石があり、それが抵抗になって、簡単に平らが得られません。もう一点、その硬い石はもしかしたら、男石で熱で割れる心配があります。

 ちなみに、女石が窯にはよいと言われています。
それは軟らかい緑色凝灰岩で、同じ凝灰岩でも緑が濃く、青に近いのは、水面に溶け出した溶岩だったりして、早く冷えている可能性が高いので、割れる心配があります。
 割れるのは、男石と呼ぶのだそうです。

 平面は適当なところで、切り上げて明日からは、上部の積みに入りたいと思います。